摂食障害とは?

摂食障害とは、
今ではだいぶと知られていますが、
摂食障害=拒食症。だけではなくて

「拒食症、過食症、過食嘔吐」

これらの複雑な3パターンがあります。

拒食症

これは、強い意志で「不食」「ストレス」「ダイエット」などから始まり
それがだんだんと意志に関わらず食べれなくなってしまう症状です。
太るのが怖くて過酷なダイエットに走り抜け出せなくなり、拒食症になる事が大半です。

身体の影響は(月経停止、低体温、低血圧、内蔵への障害、骨粗しょう症)最悪の場合命にも関わってきます。

心の状態はいたって元気で、積極的に人と触れ合えたり、明るい傾向が特徴です。
でも、独りになった時に「孤独感、焦り、不安、絶望感」これらの現象がとてつもなく襲ってきます。
そして、拒食症の人に多いのが、自分が摂食障害だと認めたがらない事です。
そのために専門の治療を受ける事にも積極的にならず、症状はますます深刻になるという悪循環を起こします。

また、拒食症の人にみられがちなのが、自分は食べないが、他の人には大盛りのご飯を食べさしたり、
自分より多い量のご飯を摂らせようとします。
食べる事への異常な恐怖心、これらをひた隠しにしながらも本当は誰かに助けを求めてるのかもしれません。

過食症

これは、拒食症の真逆で食べても食べても満腹中枢に信号がいかない、満足感にならない。
原因はストレスが最大の原因と思われます。

また過食症は拒食症と違って、体は元気なのに心はズタズタになります。
そのため鬱や、引きこもり、精神面を苦しめ、また過食に走ってしまうケースが多いです。
しかし理由は一緒で「痩せたい」この気持が余計に邪魔をして後悔し、ストレスになり、暴走し、
また悪循環の繰り返しになります。

心配されるのが拒食症と違って(高血圧、肥満、痛風)など栄養のとりすぎで体を壊す事もあります。
そして過食症の方に多いのは、元々拒食症だった人が反動でなると言うケースもあります。

過食嘔吐

これも極端な厳しいダイエットをした人に多いケースです。
痩せたいから食べない日が例えば3日間続くと、そのストレスから反動で暴飲暴食をしてしまい
「罪悪感、不安感、胃の違和感」から嘔吐してしまいます。
過食症は、吐けないパターンですが、過食嘔吐は詰め込んで吐く。とゆう太りたくない拒食症にも
近い症状です。

しかし、これらは嘔吐するたびに息を停めるので、心筋梗塞になりやすくするだけの行為です。
分かっているけど食べたら吐かないと安心できない。と言うのが特徴で拒食症よりも難儀な病気です。
そして過食嘔吐している人に多いのがやはり「罪悪感」
1つの事しか頭に入らなくなり、いつもせっぱつまっている、緊張している状態になります。
食べてしまっても吐くから。と思っていても毎回綺麗に吐けない時もあります。
その時に焦りから希死念慮(きしねんりょ)心が疲れてしまってこんな風にじゃなくても
死にたくなる。といった精神崩壊に陥りやすくなってしまいます。

摂食障害は誰もが持っている気持ちの問題の病気と思われがちですが、一度なるとなかなか治すのには時間がかかり、治す前に精神面の問題で深刻な病に陥る危険性があります。