鬱の併発

摂食障害からは鬱を併発しやすいと言われています。
これは摂食障害はいわゆる心の病気だと言うことと拒食症や過食嘔吐の場合は栄養不足による疲労感や脳の分泌物が不安定な状態になりどうしてもネガティブな思考になりやすくなってしまいます。
それが続くことによりいつの間にか鬱になってしまうことが多くあります。

鬱とは心の病気ではなく脳の病気

鬱は脳の病気と言われ、脳の分泌物が異常な状態になってしまいポジティブなことを考えようと思ってもどうしてもできなかったり何か頑張ろうと行動しようと思ってもどうしてもマイナスなことだけが思い浮かんで行動できなかったりします。
鬱の代表的な脳の分泌物はセロトニンと呼ばれる物質で、これが不足することにより鬱の症状がでると言われています。

これらのことから鬱は心の病気ではなく脳の病気と言われています。

セロトニンとは?
セロトニンとは、人の感情や精神面、記憶や運動機能、睡眠などの人体の重要な機能に深く影響を与えている三大神経伝達物質の一つです。
三大神経伝達物質は他には「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」があります。

セロトニンは人間の精神面に大きな影響与えるといわれ、心身の安定や心の落ち着きなどに関係しているので別名『幸せホルモン』とも呼ばれています。
セロトニンが不足すると、鬱病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われています。

鬱の症状

主な症状として
不安になる
寝れない起きれない
やる気が起きない
進行すると自殺願望

などがあります。

鬱の治し方

まず第一に理解しないといけないのが上記にも記載しましたが脳の分泌物の異常による脳の病気だと言うことです。
心の問題だと思い心が弱いとか気合いが足りないなど勘違いをして余計に自分を追い込んでしまう方も多く、同様に鬱を理解していない人から心無い言葉を投げかけられる場合もあるかもしれませんがこれらは深く考えないようにしましょう。
この人は理解できていないけど私のことを励まそうとしてくれてるんだという点だけポジティブに受け取りましょう。

鬱には薬があります
鬱には脳の分泌物を正常にするための抗うつ剤があります。
まずは病院に行き、この薬を処方してもらうのが一番になります。
同時に寝れない方は睡眠導入薬等も処方してもらうことになります。

自分でできる鬱の治し方

太陽の光を浴びながら散歩をする
脳の分泌物であるセロトニンは太陽の光を浴びることでも増えると言われています。

生活リズムを正す
生活リズムの乱れはセロトニン不足になると言われています。
運動不足や昼夜逆転の生活などを改善することでセロトニン不足を抑えることができます。

栄養サプリメントを飲む
体が栄養不足になると疲労感やネガティブな思考になりやすいなど鬱を助長してしまいますので、サプリメントで栄養補給するのは効果的です。

だらだらとする
深く考え頑張ろうとしてしまうと余計に心は疲れてしまいます。
好きな音楽などを聞いてだらだらと過ごして心を休息する時間をとりましょう。

摂食障害の治療法と鬱の治療法は似ています

長期間に渡る摂食障害の場合、ほとんどの方が鬱傾向になります。
摂食障害もほとんどの人が治したいという気持ちを持っているけど、過食嘔吐をしてしまったり、食べ物が食べれなかったりします。
それは心の問題もありますが、同時にかなりの確率で脳の分泌物の異常が問題である場合があります。

散歩や生活習慣の改善などによるセロトニン不足の解消は、摂食障害の方にも非常に大事なことです。
脳の問題でもありますので、無理に自己嫌悪にならず、できることから一個一個やっていきましょう。

疲れたときは少し休んで、また出来る時に少しやってみて、あまり気負いせずに続けることが大事です。

今日できなくても大丈夫です。
明日も明後日も、または一ヶ月後でも出来る時に少しずつ自分の出来る範囲で行動していきましょう。